こんにちは、阿部でございます!
やっぱり梅雨本番という事もあって、雨が降らない日が無いくらいですよね。
この時期は気圧の変化もあって、体調を崩しやすい時期・・。
皆さんも夏風邪なんかひかないように、くれぐれもお体はご自愛ください!
東京都足立区の某マンションにて雨漏り調査・診断
さて、本題に入りましょう!
本日は東京都足立区のDマンションにて雨漏りの調査・診断を行っておりました!
目の前に中川が流れおり非常に落ち着く雰囲気の場所にあるDマンションなんですが、築年数が35年なんだとか。
鉄骨で3階建てなんですが外観からも分かるほど老朽化が進んでおり、大雨が降ったりすると雨漏りが発生する箇所もあるんだそうです。
その間、何度かメンテナンスを行っているものの、ここ最近は主だった補修などは行っていないとのこと。
雨漏り調査前のヒアリング
まず現場調査に入る前に、状況確認のヒアリングを行います。
- 防水改修を行わずどのくらい経過しているか
- 現段階で雨漏りは発生しているか
- 漏水が始まった時期
- 降雨後、漏水開始までの時間および降雨終了後の継続時間
- 漏水が生じる条件(降雨後、風速、風向等)
- 漏水による被害の状況
お話を伺うと、外壁の補修後からの漏水やマンションの共用部に備え付けられた鉄部などの錆、その他、廊下部は雨の日は滑りやすくなるとこのと。
このお客様のヒアリングを元に、仮説を立てて実際の調査に入ります。
至る箇所に劣化が見受けられる状態
スタートはいつものルーティン作業である、目視検査からチェック。調査段階で原因となる箇所を予測して見つけ出していきます。
まず、外壁部分ですが数年前に補修した箇所に亀裂が大きく入り、そこからの漏水がありました。様々な要因が考えられますが、可能性として高いのは地震などの揺れと思われます。
こちらの壁は、紫外線などの影響により以前塗布した塗膜が剥がれ落ちてました。
黒くなっているのが剥がれている箇所。
そして共用部の廊下・階段に目を移すと、こちらも劣化が進んでおりました。
廊下に関しては既存の防水層に亀裂、剥がれが多々見受けられ防水機能が著しく低下してます。また劣化の影響により滑りやすい状況でした。
共用階段に関しては錆が多くあり、鉄部の上に塗布してある塗膜が剥がております。
その他、様々な箇所が劣化しており、早めのメンテナンスの必要性を感じました。
雨漏りの調査・診断の結果
劣化の状況としては
屋根
- 折板屋根の錆
- 折板屋根のジョイント・ボルトの劣化
外壁
- 外壁コーキング部の劣化、及びクラック
- チョーキング現象
- 既存塗膜の膨れ・剥がれ
共用部
- 共用階段の錆、及び塗膜の剥がれ
- 共用廊下の既存防水層への亀裂・剥がれ
など、多数の補修必須箇所が見受けられました。
今回は、部分部分での補修ではなく今後の建物の寿命を延ばすためにも大規模修繕の必要性がかなり高いと感じます。
以上、阿部がお伝えしました!