こんにちは、日々全力投球の阿部でございます!
今週から、関東も梅雨入りが発表されて本格的に雨模様の日が多くなりそうですよね。
なんでも昨年よりも2日ほど早く梅雨入りしたそうで・・。
そして、この時期はアシストリフォームにとっても雨漏りのご相談が一番多くなる時期。
そんな中、東京都足立区の某アパートのオーナー様から連絡があり、梅雨時期の大雨に備えて事前に修繕工事をしたいとのお問い合わせを頂きました!
アパートの雨漏り状況をヒアリング
そんな訳で、本日、雨漏りの調査・診断をさせて頂きました。
こちらのアパートは築30年ということで、その間何度かメンテナンスを行っているものの、ここ最近は主だった補修などは行っていないとの事。
まず現場調査に入る前に、状況確認のヒアリングを行います。
- 防水改修を行わずどのくらい経過しているか
- 現段階で雨漏りは発生しているか
- 漏水が始まった時期
- 降雨後、漏水開始までの時間および降雨終了後の継続時間
- 漏水が生じる条件(降雨後、風速、風向等)
- 漏水による被害の状況
お話を伺うと目立った雨漏りなどは無い状態でしたが、外壁に関してはひび割れ、共用の廊下・階段などに関してはちょっと滑りやすいなどの現象が出ているとの事。
このお客様のヒアリングを元に、仮説を立てて実際の調査に入ります。
劣化により至る箇所が傷んでいる状態
スタートはいつものルーティン作業である、目視検査からチェック。
調査段階で原因となる箇所を予測して見つけ出していきます。
まず屋根ですが、コロニアルタイプになっており、至る箇所に汚れ(コケ・藻)などが発生している状態。また、強烈な紫外線などの影響によりひび割れ、そして反りなどが多々見受けられます。
そして、棟などの鉄部のジョイン部から漏水している形跡があり、早急にメンテナンスの必要性を感じさせました。
外壁に関してもかなりの劣化が見受けられました。
長短さまざまなクラックがあり、深いひび割れには漏水の後が見受けられた箇所も。
外壁部のコーキングも紫外線の影響により劣化し、かなり痩せている状況になっておりました。
また、共用部の階段、及び廊下もチェックさせて頂きましたが、こちらは防滑性がかなり低下しており、雨の日など滑りやすくなることが想定されます。
各鉄部に関しても塗膜の剥がれなども。
その他、様々な箇所が劣化しており、早めのメンテナンスの必要性を感じました。
雨漏りの調査・診断の結果
劣化の状況としては
屋根
- 屋根(コロニアル)の色あせ・艶引け
- 屋根の棟板金の錆、および釘抜け
- 藻やカビの発生
- コロニアル部の反り、ひび割れ
外壁・付帯部
- 外壁コーキング部の劣化、及びクラック
- チョーキング現象
- 外壁塗膜の膨れ・剥がれ
- 鉄部の錆。及び塗膜の剥がれ
など、多数の補修必須箇所が見受けられました。
今回は、部分部分での補修ではなく今後の建物の寿命を延ばすためにも大規模修繕の必要性がかなり高いと感じます。
以上、阿部がお伝えしました!