こんにちは、阿部でございます!
今回は、東京都品川区のK様邸にて雨漏りの調査・診断をさせて頂きました。
「屋上直下の部屋の天井から雨漏りがある」
そんなご相談の連絡を頂戴したのが先週のこと。
K様邸のお部屋は、店舗兼事務所になっており、長い間屋上のメンテナンスはされていなかったとの事です。まずは現場調査という事で、実際に屋上に上がらせて頂き状況を確認させて頂くことになりました。
雨漏りの状況をのアリング
まず現場調査に入る前に、状況確認のたヒアリングを行います。
防水改修を行わずどのくらい経過しているか
- 現段階で雨漏りは発生しているか
- 漏水が始まった時期
- 降雨後、漏水開始までの時間および降雨終了後の継続時間
- おおよその漏水量
- 漏水が生じる条件(降雨後、風速、風向等)
- 漏水による被害の状況
まずは上記の点を事前に確認させて頂きました。
お話を伺うとやはり雨量の多いときお部屋の天井に水漏れによるシミが広がって、ここ最近はそこから滴が落ちてしまうほどになっているんだそうです。
また屋上のメンテナンスに関しては、十数年行っていないとのこと。天井に水漏れが広がった時期は、去年の秋ごろだったらしんですが、その当時からそこまで気になるほどでもなかったのでそのままにしていたんだとか。
雨がやんだりすると、天井が乾いてくるそうなんですが、だんだん放っておくにつれて乾き方が遅くなっているそうです。
このお客様のヒアリングを元に、仮説を立てて実際の調査に入ります。
モルタル防水層・排水ドレンの劣化
まず、全体を目視検査にてチェックからスタート。
調査段階で原因となる箇所を予測して見つけ出していきます。
既存の防水層は、モルタル防水にて施工されておりましたがそこで一番目立っていたのは、防水保護層、表層が劣化している部分。
こちらは紫外線や風雨の影響で徐々に劣化し防水層が剥き出しの状態になっておりました。
また排水ドレンもかなり錆びており、中には泥やゴミなどが詰まっている状態でした。またドレンの状況をチェックすると、どうやら経年の劣化により一部避けている箇所があり、そこから水漏れを起こしている模様。
直下の下の水漏れはどうやらこれが原因のようです。
そしてもう一点気になるポイントが・・。
その個所は、立ち上がりの部分です。かなりの劣化具合になっており手で触ってもボロボロに落ちてしまう状況になっておりました。
このまま放置してしまうと躯体のひび割れ・脆弱部やドレンと躯体の取り合い箇所などから階下へと雨漏りする可能性が大です。
調査結果
劣化の状況としては
- 既存のモルタル防水層の剥がれ、ひび割れ
- 排水ドレンの経年劣化による裂け
- 鉄部の錆
など、多数の補修必須箇所が見受けられました。
今回は、新しい防水層を構築がベストだと判断し、ウレタン防水の通気緩衝工法にて耐久性の高い防水層を構築するのがベストだと思われます。
以上、阿部がお伝えしました!